【黒部ダム】レッツ、ダムロマン:SEASON-3


2018年10月24日水曜日。1泊で黒部ダムを見てきました。っていうか黒部ダムに行って風呂入って帰って来る羽目になってしまった。。。

メインは黒部ダム。黒部ダムが主役。そんな旅もありじゃないか。


レッツ、ダムロマン!

大自然の中にある人工物に興奮する。

建設経緯の物語に感情が揺さぶられる。

そもそも巨大建造物に心がわき踊る。

ダムはロマンだ。

黒部ダムと私

私の中で一人旅ブームだった頃、「俺が行きたい場所TOP5」に常にランクインしていながら、なかなか実現しない場所でした。その頃は立山黒部アルペンルートをそのまま通過するプラン。「室堂で一泊とかめんどくさいなぁ。サクッとダム見て、トロリーバスとかケーブルカー乗れれば十分じゃん」。そう思っていました。

2015年9月。「富士山で見た景色の感動は、他の山でもあるのかな?」と思ったとき、その確認のために選んだ山が立山。もしも立山にガッカリしたとしても、「黒部ダムを見た! 立山黒部アルペンルートを通った!」という満足感があるだろうという目論見があったわけです。

SEASON-O:立山前編

この時以来、黒部ダムを見ると2回目の一人登山でドキドキしていたあの日を思い出す。

ダムはロマンだ。

黒部ダムとは

黒部ダム

黒部ダム(くろべダム)は、富山県東部の立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダムである[2][3]1956年昭和31年)着工、171人の殉職者と7年の歳月をかけて、1963年(昭和38年)に完成した[4]。貯水量2億トン[3]

北アルプス立山連峰後立山連峰にはさまれた黒部渓谷にある黒部ダムは、黒部川下流域の海に面する黒部市から直線距離で約40km南東に位置し、長野県大町市から直線距離で約20km西に位置する(県境から約3km西に位置する)[5]

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』黒部ダム 冒頭抜粋

日本が誇るアーチ式コンクリートダムである黒部ダムを知らない人は少ないと思いますがここでおさらいをしておきましょう。

アーチ式コンクリートダム

堤頂部分が弓なりに弧を描いているのがアーチ式ですね。アーチダムとも呼ばれ、ダム本体にかかる水圧を両側面の岩盤で支える構造。その主な材料がコンクリート。長野から沢渡へ行く途中の車道である国道158号線は、同じくアーチ式コンクリートダムである奈川渡ダムの堤頂部分を車で通過します。

サイズ感

堤高186mはすべてのダムの中で日本一。さらに富山県内で最も高い建造物です。

アーチ式ダム部門でみれば、あと2つ日本1位があります。

堤頂長492m堤体積1億5820m3

総貯水量は約2億m3。日本19位。アーチ式ダムでは日本4位。日本の1位は岐阜県木曽川の徳山ダムで約6億6千m3。私の好きなロックフィルダムです。

備考

ダム建設は本体づくりだけでなく、その付帯する部分の工事のスケール感に魅了される人も多いことでしょう。私もその一人。ダム湖造成だけではなく、資材搬入のため、そして現在では立山黒部アルペンルートとして利用されるトンネルやケーブルカーなどもつくりました。

映画「黒部の太陽」の舞台となったのは大町トンネル(現関電トンネル:扇沢ー黒部ダム間)。5つの工区のうちの第三工区。「トンネルの熊さん」の異名をもつ北陸発祥の準ゼネコン、熊谷組が舞台なのは有名ですね。

元熊谷組社員のパンチさん

黒四ダム(くろよんダム)と呼ばれることもあります。黒部川第四発電所の名残です。すると第三、第二、第一があるはずです。

  • 黒三=黒部川第三発電所=仙人谷ダム
  • 黒二=黒部川第二三発電所=小屋平ダム
  • 黒一=柳河原発電所(大正13年。黒部川開発第一段)⇒1992年運用停止

第一は現在無いですね。そこで1985年新たに再生された新柳河原発電所発電所、出し平ダムができました。

だがちょっと待って欲しい!

出し平ダムの着工は1980年。実はその前の1975年に計画を出し、1979年に着工が始まったダムがあります。それが宇奈月ダム。竣工は2001年で発電所は宇奈月発電所。これを黒一と考えるのが筋ではないだろうか。

ダムはロマンだ。

黒部ダムへのアクセス

平成30年度黒部ダム観光期間:4月15日~11月30日 観光放水期間:6月26日~10月15日

長野IN

「扇沢駅」からトロリーバスに乗車し16分で「黒部ダム駅」到着

●扇沢ー黒部ダム 大人1540円 ●長野ー黒部ダム 4140円 ●信濃大町ー黒部ダム 2900円

富山IN

「立山駅」からケーブルカー等の乗り物を乗り継ぎ、約3時間30分で「黒部湖駅」到着

●立山ー黒部ダム 大人6750円 ●電鉄富山ー黒部ダム 7950円

立山黒部アルペンルート公式サイトを見れば料金も時刻表も分かりやすい。長野から扇沢までの特急バスも網羅しています。

尚、関電トロリーバスは今年で終了。来年からは、電気バスになるらしい。

これほどまでに観光に力を入れられたダム。ロマンの塊である。


黒部ダム観光

はくたか号で俺は行きたいんだ

東京駅から10時32分発のはくたか号に乗ります。平日のため、隣のシートには誰も座りませんでした。

12:10 長野駅に到着。改札から左の寂れている新しい感じの東口へ行きます。すぐに階段を降りてお土産屋を探します。このお土産屋で扇沢までのバス券を購入。

扇沢までは2600円です。ここでバス停も教えてくれます。

12:24 バスがやってきました。他の観光客は外国人ばかりです

14:08 扇沢駅に到着です。この時間なのでガラガラです。

前回、大フィーバー中だった扇沢駅

扇沢駅では立山黒部アルペンルートの通し券を買うことができます。今回は黒部ダムまで片道1540円。往復だと2570円で大変お得です。。。チクショー・・・。

トロリーバスを待つ間、モニターで立山黒部アルペンルートの様子を見る。(1カ月前の美女平に続き)また大観峰は雲だらけだ。

バスを待つ間、駅員がお土産を売ってます。てかツアーのお年寄り大爆笑トークで盛り上がっていました。

14:25 14時30分発のバスに乗ります。今年はトロバスラストイヤー。

14:32 お土産売りの駅員さん大爆笑トークの一つ。

「よく聞かれるんです。「紅葉はどっちに座ったらよく見えますか」って。バスはずっとトンネルですから」

じーちゃんばーちゃん大爆笑

14:36 関電トンネルの(掘った人たちにとっての)クライマックス、破砕帯はライトアップで強調。よく見るとトンネル内を水がじゃんじゃん降ってます。

14:38 途中でバス同士のすれ違いのために止まります。2番目以降のバスの最前列に座れば、前のバスのパンタグラフをよく見ることができました。来年はただのすれ違い待ちになります。

14:46 到着です。ここは是非右へ行って展望台まで登って欲しいところ。下ノ廊下へ行く人はここではなく、バスホームをさらに奥へ進みます。チクショー。

黒部ダム鑑賞

14:48 階段の途中には、疲れた体をうるおすおいしい湧き水が汲めます。柄杓から直接飲んでいる人もいたので、私は手に汲んで飲みました。水はここだけでなく、いろんな場所で飲むことができます。

14:51 階段を終え、「うわーダムだぁぁ」と思う前に、写真屋さんが声をかけてきます。買う気ないオーラ全開でしたが、快く写真を撮ってくれます。

14:51 うわーダムだぁぁ

観光放水は10月15日まで。とっくに終了のはずですが、必要に迫られて放水していました。ラッキー!

そしてこの時間。午後になると太陽の位置的にすさまじい逆光です。

14:54 展望台にもおいしい水はあります。

14:57 展望台からはダムを見下ろしながら階段を下ります。どんどんダムの堤頂の高さに近づきます。

放水の水煙が空高く待って行く様子は迫力がありました。

15:02 堤頂を歩くところまで下りて来ました。さらに下からダムを見ることができる新展望広場、レインボーテラスはさらに階段を降りるようです。私は行きませんでした。この時はまだ、他に目的が・・・。チクショー。

15:17 黒部湖です。最奥に見えるのは赤牛岳。

15:18 堤頂のほぼ中心から黒部川の下流方向を見ました。道が見えるなー(棒)

風呂のあるロッジくろよんへ

15:23 堤頂を歩き切り、トンネルに入ると黒部湖駅。ケーブルカーの駅です。私はここを左に行きます。

インド人を右に、体を左に向けるとこんなトンネルがあります。ここを進みます。

15:25 箱根駅伝の函嶺洞門を思い出す道です。

15:29 黒部湖の遊覧船ガルベの乗り場です。

料金大人1,080円

小人540円

運行期間6/1~11/10

15:29 奥へ進むと吊り橋があります。それほど揺れません。

15:33 紅葉の中を静かに散策するにはバッチリな遊歩道です。

15:43 ロッジくろよんが見えました。写真を撮った場所の後ろ当たりにテント場があります。私はテントを持参しましたが、シュラフを忘れてしまったために小屋に泊まることとします。チクショー。

ロッジくろよん

公式サイトには料金が書いていないのですが、私が行ったときはこんな感じ。

料金:1泊2食1万260円(朝食お弁当可)/素泊り6480円 テント場500円/人

お風呂はテント泊の人はダメ。小屋泊まりの人だけです。テント場の地面は土。水場は近くにあります。トイレは小屋の近くに100円のヤツがあります。

15:57 ロッジくろよんの部屋。基本的には個室だそうですが、この日は混雑していて相部屋となりました。知らないおじさんと2人でした。

16:08 山小屋の外からは針ノ木岳が見えます。

16:35 夕食はお湯をもらい、外で一人飯。山小屋の夕食準備を外からのぞき見をするとエビフライとかだったので、素泊まりにしたことをちょっと後悔しました。

夕食後、宿泊者のみなさんが食事の時間にお風呂に入りました。浴槽は大小2つ。大は閉鎖中で小だけお湯が入っていました。かなり熱かったです。ちなみに温泉じゃないです。

黒部ダム鑑賞2

朝5時過ぎ。私が外へ出て出発しようと靴紐を締めた瞬間。

ギックリ腰になってしまいました。

本当はこの日、下ノ廊下を歩く予定だったのです。

中止した顛末のブログ

ギックリ後は一旦部屋に戻り、ストレッチをして、あれこれ悩んで、下ノ廊下中止を決断しました。

山小屋の玄関に書いてあったバスの時刻を見て出発します

6:12 すでにテントのみなさんは一人を除いて出発。テントはすごーく寒かったそうです。私も「すごーく寒かった」と言いたかった。

6:18 黒部ダムに向かいます。とても静かな黒部湖です。

6:27 腰が痛くてスタスタ歩けないのですが、時間はやたらとあるので自撮りしたりしました。

6:42 誰もいない黒部ダムの堤頂を歩きます。朝一のトロリーバスを目指して。

6:45 赤牛岳には雪が積もってる。

6:45 立山にも雪が積もってる。

6:48 誰もいない黒部ダム。贅沢な時間だ。

てか贅沢すぎる。誰もいないとはいえ、観光客どころか働いている人すらいない。

バス停へ向かうトンネルの入り口。バスの時刻表モニターが稼働していました。

8:05って書いてある。。。

もう一度時刻表を見てみよう。

7時5分はの特定日!の8時5分が一番早いバスだった。。。

折角なので、ダムを見て時間をつぶす。寒い。

ダムは朝っぱら放水してます。寒い。

カメラはザックにしまってしまいました。寒い。

しばらくすると、アルバイトのお姉ちゃん2人が台車を転がしながら黒部湖駅(ケーブルカー)へ走って行きました。その後、わらわらと写真屋さんや駅員さんもやってきました。

7:48 太陽は次第に高く、山肌を照らしていきます。朝一黒部ダム行のバスに乗って来た観光客、そして下ノ廊下へ向かうであろう登山者もやってきました。そろそろ帰りのバス停に向かう時間だ。

俺、帰る

7:53 バス停にはソビエトを彷彿させる墨絵がありました。

ここでまた、片道の扇沢までの切符を買います。

8:01 客なんか誰もいないのかと思いきや、バス停で2人待っていたのでびっくりしました。お客さんは3人です。

8:27 朝一黒部ダム行のバスが過ぎた扇沢駅は閑散としています。

扇沢駅の天気は最高です。下ノ廊下だけが最悪な天候とは考えづらい。この日、下ノ廊下を歩く皆さんのために、この日の好天に安堵したところです。本当です。

8:49 扇沢から信濃大町駅までこのバスに乗ります。1360円はバスの中で払いました。

この写真を撮る前に、ネットで信濃大町から新宿までの高速バスを予約。しかしながら、決済の段階で8時45分を過ぎてしまい、ネット予約割引とポイント還元の恩恵を受けることはできませんでした。

ギックリ腰という失敗の戒めのため、帰りはノーカロリー&低コストを優先させた移動を決めました。

9:34 信濃大町駅のバス停で高速バスを待ちます。一応、コカ・コーラゼロは今回の戒めの中でオッケーにしました。

バスが到着後、予約はしているけれど決済していない旨を伝えました。運転手さんにそのデータは届いていなかったようですが、空いていたので問題なし。画面の予約画面だけは見せました。

バスは4列シートですが、隣に座る人はなし。バスは予定時刻で新宿に到着しました。


黒部ダムをもっと楽しむ

まだ見たことないなぁ。amazonプライムで400円か。一度見てみよう。

これは見た。amazonプライムで無料で見た。

正直言ってこんな本はなくたって楽しめる。ただ、ダムの歴史とか事前に知ってることが多ければ、その分楽しさは増えると思う。行き当たりばったり旅は2度目の場所だと楽しい。

【黒部ダム】誰もいないダム:SEASON-3 おわり

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