第6登【男体山】SEASON-1:その山頂、聖なる剣あり。


2016年5月7日、日光男体山に登りました。

日光は小学生の頃に遠足で行き、大人になってからは車で何度も行きました。東照宮、いろは坂、戦場ヶ原、華厳の滝しか知らなかった日光。しかし男体山は、何時でもあふれるほどの存在感を持って佇んでいました。

今回、初めて電車で日光へ。その目的は男体山。その頂には知らなかった日光の姿がありました。

 


山旅のしおり

行先男体山(なんたいさん)、栃木県日光市

日程:2016年5月7日土曜日(日帰り)

同行者:なし

行先を決めた理由:前回行った筑波山は女体山と男体山の双耳峰。「男体山って言ったら日光だろ」ということで決めました。

男体山について

標高は2486m。火山です。日本百名山です。

戦場ヶ原の散策に限らず、観光で日光を訪れれば必ず視界に飛び込む山ですね。登山口は日光二荒山神社中宮の境内にあり、山頂には奥宮があります。ただ山頂にはもっと存在感のあるものがそびえています。

筑波山は男体山と女体山の双耳峰でした。日光男体山の場合、女峰山(にょほうさん)があり、男体山との間には大真名子山小真名子山、男体山のとなりに太郎山があります。長女、次女、長男の5人家族ですね。ただし真名子山の「子」が小野妹子的である可能性も捨てきれません。

【男体山の場所】

アクセス

私は乗ったことのないスペーシアに乗りたかったのです。

私が利用した方法

浅草駅→(けごん1号)→東武日光駅

2798円(IC利用:特急料金1440円含む) 7時30に出て9時18分到着

東武日光駅→(東武バス:湯元温泉行)→二荒山神社中宮祠

1150円 約50分 

※間違えて二荒山神社本社最寄りの駅からバス7分「西参道バス停」で降りてしまったら、潔くの神社仏閣めぐりに予定を変えよう! 東照宮や華厳の滝を見たって良いじゃん!

ダイヤは最新のものを自分で調べましょう。

一番到着が早い方法

上野駅→(JR宇都宮線)→宇都宮駅→(JR日光線)→日光駅

2592円(IC利用) 5時過ぎに出て8時前に到着

2時間遅く起きて快適なスペーシアに乗れば到着は1時間半遅くなります。どっちが良いのかは人それぞれ。

コース

バス停が「二荒山神社中宮祠」なので、そこから登山。観光パンフレットには、登り4時間下り3時間と書いてあります。

登山口の標高は1274m。ここから1212m登ります。

 


男体山登拝

男体山は登山とは言わず、登拝といいます。山頂が二荒山神社奥宮ですから。

ウキウキ登山口まで

 

6:43 浅草線に乗ります。時間が遅いので人がたくさん。まだ登山ウェアで歩くのが恥ずかしい。

7:10 浅草駅到着。7:30発のスペーシアまでちょっと時間があります。私は最初に特急券を買ってから、目の前のミスドでドーナツとコーヒーをお持ち帰りしました。

関係ないけれど、地下鉄の浅草駅から東武浅草駅って遠いよね。

初めてのスペーシア

私の中で東武の特急といえば、子供の頃の電車図鑑に載っていた「けごん」と「きぬ」の記憶です。当時は「きぬ」の意味が分からなかったこと、そして東武特急はデラックスカーと呼ばれる個室があり、「ジュークボックスで踊れます」的な説明とパンタロン履いた大学生が陽気に踊っている写真を思い出しました。今ではジュークボックスはありませんが、個室はあります。

9:31 東武日光駅の外に出ました。観光客が結構多く、また戦場ヶ原ハイキングの人も大勢。バスは多くの路線が走っていてバス停も多く一瞬躊躇しますが、「湯元温泉」行きを目指せばOK。大体行列の客層で分かります。

9:42 バスに乗りました。ここから約1時間。途中いろは坂も通ります。席があって良かった。

後ろに並んでいて、リュックサックを背負ったカップル。付き合い始めて間もなそうだったのですが、男が所々で下品なことを言っていて気分が悪かった。

いろは坂。これまで車で行っていたときは、「イェーイ!」とカーブの先しか見ていませんでしたが、バスに乗ると日光連山の山や新緑などが目を楽しませます。私はいろは坂には酔いませんでしたが、後ろから聞こえてくる話に酔いそう。

 

  

10:39 二荒山神社中宮祠バス停到着。降りたのは私と他に一人だけ。車で来る人が多そうです。

10:41 山門をくぐると、そこには神社と男体山。ここからまっすぐ登ります。

10:44 登山の受け付けをします。登山届を出す代わり、ここで名前と住所を書き、登拝料大人500円を納めます。するとお守りをくれます。お守りは家のどこかでなくしました。出てきたら写真をアップします。

出てきました。こんなお守りです。

受け付けと同時に御朱印もお願いできます。出来上がるまでちょっと待ちます。

待っている間に神社をお参りしたり、トイレを済ませたり、登山口を確認します。

待ちました。

まだ山頂まで行っていないので、中宮祠の御朱印をもらいました。ここで奥宮の御朱印ももらえますが、それは登ってからもらうのが俺のジャスティス。御朱印のほか、登拝の証として「登拝ノ証」(そのまんま)をもらうこともできます。500円です。

今回、帰りのバスの関係で、下山後ノンストップでバス停だったので、御朱印も登拝の証ももらうことができませんでした。これはきっと、「また来いよ」ということでしょう。

10:56 ここをくぐると登山開始です。

一合目から五合目(心折りの坂→クールゾーン→分かりやすい道)

10:59 まずは階段。ここら辺は登拝者でなくとも散策に訪れます。

シャクナゲが綺麗に咲いています。

そういえば、山に登るようになってから花の名前を調べるようになりました。すぐ忘れちゃうけれど。

11:02 1合目の石碑。階段は0合目だったんですね。ここからが本番。

登山道の真ん中で迫力満点の倒木。登山道以外は、大菩薩嶺以来お馴染みの笹原。

登っている最中は基本的に地面を向いてしまいます。というか、一合目から男体山は激しい攻撃を仕掛けてきます。下しか向けません。すると40代には懐かしい缶が。どこから出てきた!?

11:29 結構、というかかなり急な坂。石垣の上がもうすぐ一合目ゴール。後きゅ、九号・・・。心が折れそう。

そうだ!一合目からを心折りの坂と名付けよう。

11:32 三合目? 二合目どこいった?

到着したとき、休んでいた先行のお姉さん方4人ほどが「お疲れさま~」と声をかけてくれました。私は「いやー、正直、いきなり挫折しかけましたよ。えへえへえへ」と応えると、お姉さん方も賛同してくれました。

私は休まずその先へ。お姉さん方も出発したっぽいですが、後ろから「もう初回で登山サークル解散だよー」と声が聞こえてしまい、ちょっと心配になりました。

11:36 三合目からは舗装路が続きます。心折り坂で疲れた体をクールダウンしてくれるようです。

そうだ! ここをクールゾーンと名付けよう。

途中、笹原の中から登山者がひょっこり現れ、かなりビビりました。下山してきた人でした。

11:54 4合目。クールゾーンは終わり。ここまで1時間ほど。

11:58 四合目からはこんな道。登山道がわかりやすい。

そうだ! 分かりやすい道と名付けよう!

12:18 意外とすぐに五合目到着。おどろおどろしい石碑がありました。

五合目から八合目(石の道→大きな石の道)

12:29 五合目から、最初はいかにもな登山道でした。

12:49 石が大きくなりました。

そうだ! 石の道と名付けよう!

12:57 石の道を進むと、中禅寺湖が見えてきました。でもまだ木が多い。もっと上ならもっといい景色のはず。

ここら辺から下山者ともすれ違い始めました。みんな、何時に登り始めたんだろう? 中には明らかに神社の人と思われる人もいました。装備は片手にペットボトル。それだけです。

13:08 バス停が中禅寺湖畔だったので、2時間で随分登りました。

で、下山者の多さに対し、登る人はバス停で降りて速攻で登って行った一人と、登山サークル解散危機のお姉さん方しか出会っていません。

スペーシアではスタートが遅いのかもしれない。初心者のクセにのんびり出発しすぎたのかもしれない。

そう思っていたら、下から爽やかカップルが登ってきました。軽装でありながら、登り方がいかにも山に慣れている感じ。

13:15 七合目。六合目の石碑をどこかで見落としました。ここまでずっと石の道だったし。

13:24 10分休憩の後、出発。七合目からは石が大きく感じました。

そうだ! 大きな石の道と名付けよう。

大きな石の道をしばらく進む間、少し小雨がパラつき、レインウエアを着ました。するとさっきのさわやかカップルが下りてきた!

私「こんにち・・・あれ! さっき先行かれた方ですよね。もう山頂行ったんですか?」

さわやか彼氏「いや、もうちょい先で雨降って、西の空の雲も黒いからやめようかな~って」

私「あ~、そうなんですか~。私は行けるところまでがんばってみます」

雨はちょっと不安でしたが、とりあえず行ってみよう。

13:48 鳥居が見えました。大きな石の道はハードでした。

13:51 鳥居をくぐり、ペンキの矢印を頼りに大きな石の道を進みます。

13:58 小屋だ! 

14:00 鎖だ! 

14:01 八合目瀧尾神社でした。ちなみに鎖場はよくわからないので、どうすれば良いのかな~っと思っていたら、脇に道があり、ぐるっと回ったらここに出ました。

八合目から山頂(ダラダラ坂→チャンピオンロード)

14:10 八合目からはこれまでと打って変わり、石が少なく登りやすい道になりました。

14:15 まぁ、油断していると大きな石はあるんですけれどね。

14:20 でも残雪なんかもあったり。この時期に雪を見た珍しさ。

14:21 土嚢で整備までされた道。

14:22 土嚢の色が変わる。確かに歩きやすい。だけれども・・・。

14:24 この道、結構飽きる。ダラダラした登りで。

そうだ! ダラダラ坂と名付けよう!

14:32 ダラダラ坂は階段に変わります。

14:41 木が低くなってきた! 青空が見えてきた!

14:45 森林限界を抜けたようだ! 地面も溶岩質の赤味を帯びてきた! ルンルンな気分になったころ、下から猛スピード、というか確かな足取りで登山者が追い抜いて行きました。

今回も赤の他人をモデルに撮影するスタイル。

風の激しさなのか、積雪の凄まじさなのか、木が横に向かって生えます。

白根山の方は嫌な雲が停滞。しかし男体山の雲は流れ、雨も止んでいます。

14:55 遠くに祠が見える! 森林限界を超え、もうすぐ山頂を予感させる道。もう八合目のダラダラ坂とは明らかに違います。

カップルが下山してきました。

私「九合目ってどこかに書いてありましたか?」

彼「いやー。見なかったですねぇ」

私「山頂はもうすぐですかね」

彼女「すぐですよ」

彼「30分くらいです」

え~そんなにあんの? でも良い。この道は気持ちが良い! そして私は、「30分」と彼氏が言ったときの彼女の顔に「え!? そんなにかからないじゃん」と書いてあるのを見逃しませんでした。

14:56 気持ちが良いとはいえ、一歩一歩が重い。でも振り向けば中禅寺湖。

14:58 この道は、一歩一歩は大変だけれど、栄光に続く道に感じる。

そうだ! ここはチャンピオンロードと名付けよう!

15:05 鳥居。もうどう考えてもあそこが山頂。チャンピオンロードは歩くたびに力が漲ります。

15:05 ゴールで待っていたのは、団体とのすれ違いによるコンニチハ攻撃でした。

15:07 男体山山頂に登拝!

登山口の標高1274mから山頂2486。標高差1212mでした。

聖剣そびえし山頂

山頂についたらやること。

腹が減った私は食事にしたかった。

でも、こんなものがあるんだもん。 

迷わずたたく。勝利の鐘を鳴らします。

遠くを見ると、太郎山かな?

そして北の実際に一番高そうな場所に目を移すと・・・。

うぉぉぉぉ。なんだこれ。聖剣? 引っこ抜いたら勇者に慣れる聖剣?

ここら辺にはシャッターを押してくれるような人は誰もいないので、タイマー撮影。完全に間に合っていません。首からぶら下げているのが、登拝受け付けでもらったお守り

食事を取るのも忘れ、聖剣の周りで写真を撮りまくりました。だって、山頂にこんなのが刺さっているとは知らなかったし、すごく格好良かったんだ。

15:28 一通り遊んでからドライフードで食事。

15:49 食事をしている間、登山サークル解散危機のお姉さん方が登ってきました。でも1人か2人、足りないような・・・。

そうこうしているうち、山頂は雲に巻かれてしまいます。

帰りのバスに乗り込め!

帰りのバスは案外遅くまであります。

当時の時刻表は忘れましたが、2017年3月現在、東武日光駅行きの最終は19:52。これは間に合う。

しかしその前は18時12分。17:37発は間に合わないけれど、18時12分には乗りたい。乗り遅れたら、1時間40分待ちぼうけ。そして18時頃は暗くなっているはず。

16時。カメラをザックにしまい、大急ぎで下りました。

チャンピオンロードで外国人二人組を追い抜きました。でもすぐ、逆に追い抜かれました。外国人、まじ速ぇぇぇ! 

ダラダラ坂、大きな石の道。石の道。

途中、宿泊予定の宿と思われる場所に「到着遅れます。何時になるかわからない」と電話していた男子3人組を追い抜きました。

分かりやすい道でおじいさんを追い抜きつつ声をかけました。同じバスを狙っているそうです。途中、道を間違え大きな段差を下りたところ、おじいさんが後ろをついてきていたので「こっちヤバい。横の道がいいよ」と声をかけました。

クールゾーンでは最初、舗装路を通っていましたが、途中で「ここ、通っちゃう?」と言わんとばかりの獣道を発見。真っすぐショートカットできそうなので降ります。笹だらけ、段差ありで大変でした。でも止まりません。ショートカットを抜けて舗装路に出たとき、思い出しました。ここ、行きのときに人が出てきたところだ!

とうとう心折れ坂まで下ってきました。山頂からノンストップで降ります。「えっほ、えっほ」と声を出すとスピードが乗ってきます。心折れの坂は、下りはあっという間。

というか、4時間かけて登った道を、2時間で降りて来れました。

バスまで5分。バス停には山頂に着いたときに下山した団体が並んでいます。

間に合った!

奥宮の御朱印も登拝の証ももらえませんでしたが、それでも良い! 間に合った!

バスがやってきました。そこへおじいさんがギリギリ到着。お互いに「間に合ったねぇ。速かったねぇ」と喜びを称えます。

外国人二人組も興奮冷めやらぬ様子。きっと私の直前に到着したのでしょうか。外国人とも喜びを称えます。

ギリギリの下山で間に合ったスペーシア

バスで中禅寺湖に止まると、途中で引き返したさわやかカップルが乗ってきました。どこへ行っていたんだ?

東武日光駅につくと下今市駅まで行けば最終のスペーシアに乗れることが分かりました。電車までちょっと時間があり、駅でタバコを吸っていると、さわやかカップルの彼氏もタバコタイム。

さわやかカップルは、温泉に行こうとしたけれど、時間が遅くてどこも入れず、華厳の滝を見てたそうです。

聞けば彼氏はかなり山に行っているようで、妙義山をお勧めされました。初心者大丈夫なのか!?

そして心配の登山サークル解散危機のお姉さん方。さわやか彼氏も下山を始めてしばらくしてからすれ違ったそうです。

 

この登山で心残りと言えば、下山時に「遅くなると暗くなるけれど大丈夫?」と一言声をかければ良かった。お姉さん方が心配だったっていうのは確かだけれど、私が心配を引きずりたくなかったという自己満足のため。まぁ大丈夫だったはず。多分車で来たから帰れたはずです。

そんな思いを胸に、駅前で夕食を買おうと思ったらお土産屋さんは全部やってなく、スペーシアの車内販売に期待したら最終便はありませんとのこと。

浅草駅でラーメンを食べ、地下鉄に乗って帰る道すがら、膝がガクガクとしていました。

 


男体山登拝を終えて

携帯の万歩計のデータ

2万4569歩

20.3km

今回の収穫

自信がつきました。まずは下山のスピード。コースタイムより早かった。そして長い坂を登り切ったことですね。

登山と言えば、北アルプスや八ヶ岳など有名な場所に目を移しがちですが、観光でしか知らなかった日光で、期待以上に楽しい登山をすることができました。

そして日光の夜は早い。さわやかカップルはバスを降りるとすぐにコンビニで食料調達していましたが、次回は私も帰りの食料に駅前のお土産屋やスペーシアの車内販売に期待することはやめようと思います。次は奥宮の御朱印をもらわなくてはならないし。

男体山の地図

山と高原地図 日光 白根山・男体山 2017 (登山地図 | マップル)

るるぶ日光 那須 鬼怒川 塩原’18ちいサイズ (国内シリーズ)

登山の際は、必ず地図を持参しよう!

 

男体山登拝を楽しませた食料

【 アマノフーズ フリーズドライ 】 ビストロ リゾット 2種類 ( トマト と チーズ の リゾット ・ 3種の チーズリゾット ) 各2食 合計4食 セット [ フリーズドライ ねぎ 5g付き ]

season1男体山 終わり

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