【槍穂縦走路-槍ヶ岳完結編】SEASON-3:槍ヶ岳まる見え


2018年7月21日の土曜日から24日の火曜日まで、槍穂縦走してきました。

初日に涸沢。2日目に北穂高を登り大キレットを通って南岳へ。そして今回は槍穂縦走路の最終回。3日目の朝、南岳から槍ヶ岳に向かい、たーっぷりとした時間を過ごした翌日朝、ダッシュで新穂高へ下山しました。

飽きるほど槍ヶ岳を見ることができました。


山旅のしおり

テント場のチラシっぽく。次回テント場がメインの写真はもっとちゃんと作りこみたい

全行程●槍穂縦走:上高地⇒涸沢(テン泊)⇒北穂高岳⇒(大キレット)⇒南岳(テン泊)⇒中岳⇒大喰岳⇒槍ヶ岳(テン泊)⇒飛騨乗越⇒新穂高

今回のレポート●南岳(テン泊)⇒槍ヶ岳(テン泊)⇒新穂高

日程:2018/07/21~07/24 現地3泊4日(20日金曜日の夜行バス出発)

同行者:3日目槍ヶ岳までは仲良しご夫婦と。4日目は「あれ?俺速いんじゃね?」ってうぬぼれ。

槍ヶ岳と私

槍ヶ岳の標高は日本5位の3180m。もうWikipediaで確認しなくても覚えています。「奥穂はサイクォー! 槍はサイパォー」です。

登山1年目の8月。今よりも経験少ない私は、「いつかは穂高。いつかは槍」という思いを胸に、穂高ビュー、槍ビューともに最高と名高い蝶ヶ岳へ上高地から向かいました。

蝶ヶ岳から大天井、そして燕岳へ。2泊3日の中で槍の穂先は1秒たりとも姿を見せませんでした。

その後、いくつかの山で遠くから「お~、槍が見える」という経験を重ねます。

そして登山2年目、昨年の10月。とうとう槍ヶ岳に登りました。

確かに私は登りました。

しかし! ちっとも見えねぇ。

心の目でしか見えない山。

それが私の中の槍ヶ岳。

見ようと思えば見れず、見ようと思わなければ見えるのが槍ヶ岳でした。

ついでに前回テントを張った場所は殺生ヒュッテ。「真下から見る槍が楽しみ」という建前と「もう今日はこれ以上登りたくねぇ」と言う本音。従って今回は「折角ならできれば稜線に張って槍ヶ岳を眺めながら寝たい」というのが大きな願望。実際、槍ビューのサイトは極限られた一部ということは知りませんでした。

南岳、中岳、大喰岳と私

すっかり忘れてた!(8/17追記)

3日目は槍ヶ岳だけではなく、南岳、中岳、大喰岳の3000m峰3座を歩きます。日本の標高順で言えば上位ランクの山。槍ヶ岳から近く、稜線沿いということでおまけ扱いされている不遇の山たち。そんなわけで私も忘れていたのでした。

南岳の標高は3033m(ミオ耳)。全日本ランキング17位。なだらかな山です。北は槍ヶ岳。南は大キレット&北穂高が良く見えますが、中岳、大喰岳も同じような景色です。

中岳の標高は3084m(竿&箸)。全日本ランキング12位(ちなみに南アの荒川中岳は13位)。南岳側はなだらか。大喰岳側はハシゴがあります。槍の頂上でダラダラしていたとき、おばちゃん集団が「何も特徴無いらしいよ。どうしようか」と行くのをためらっていました。私は「雷鳥がいたよ」と教えてあげました。

大喰岳の標高は3101m(座頭市:さとういち)。全日本ランキング10位。ベストテン入りしています。「おおばみだけ」と読みますが、漢字変換してくれないので「おお、喰らう、だけ」と私は打っています。大喰岳の頂上は槍ヶ岳ビューが素晴らしい場所。逆に槍ヶ岳山荘のテント場の大部分は大喰岳ビュー。夕日の時間は槍ヶ岳よりも真っ赤に染まった大喰岳の方が存在感を感じました。

今回の行程

3日目の23日月曜日は南岳から槍ヶ岳。槍ヶ岳山荘までのコースタイムは3時間35分。

テントの受け付けをしたら適当に槍ヶ岳の頂上へ。よく「テント場受付けは12時~」なんて書いてある場所も多く、槍ヶ岳山荘はどんなシステムなのか知りません。

「ひょっとしたら頂上へ行って、戻ってきてから受付けなのかな?」とチラっと思いつつ、混雑時は「10時でテント場受付けいっぱい」なんてこともチラホラ聞きます。月曜日だし「平日は13時から」なんて場合もあるし、そこは行って判断することにしました。

4日目の24日火曜日最終日は新穂高へ下山。14時半頃の富山行きのバスに乗るため、少なくとも1時間前の13時半にはロープウェー駅に到着し、そこから風呂に入らなくてはいけません。

槍ヶ岳山荘から新穂高へのコースタイムは6時間20分。のんびり朝7時出発で13時20分着。2日目の大キレットでコースタイム1.5倍という記録を残した私にとって、もしも同様の倍率をかけてしまうと9時間30分。6時に出発すると15時30分着となりアウト! 「さすがに普通の道の下りで1.5倍はないだろ~」と思いつつ、1.2倍くらいは想定の範囲として6時発、13時30分着を目指します。

あわよくば、13時30分頃のバスに乗れたら嬉しい。その時はえきねっとで予約済みの「得だね価格」のチケットを放棄し、通常料金に予約し直します。

えきねっとは、発見前なら予約変更が可能だからね。


槍穂縦走3日目:07/23

中岳まで

4:39 日の出時間なのでテントから出ました。昨日通った大キレットが良く見える。

4:40 槍ヶ岳っていうのは、本当に誰にでも分かりやすい形だ。

4:49 常念山脈から、その向こうの八ヶ岳から、太陽が昇りそうだ。雲、綺麗だね。日の出そのものよりも全体的にどよどよと明るくなる様子が神秘的(私の何となくシャッターを押す写真技術では表現できない)

4:50 大キレットをモルゲンな感じに。目の前が赤く染まったんだけれど、何となくシャッターなので・・・。現像時にいじりすぎるのも何だし・・・。

4:52 横通岳かな。太陽が昇りましたが、なんかここら辺の時間帯で撮った写真はイマイチだった。

5:27 笠ヶ岳も綺麗に見える! てかトイレ行ったりだらだらしている間、すでにテントが私含めて3張り! この日、7時頃出発しようと思っていたけれど、「ちょっとだけ早く出発するか」と思いながら、朝飯を用意してくつろぎ始めました。

6:17 すでにテント場には誰もいません。てか私もテント撤収完了。

山小屋でポカリだけ買って、トイレ行って、大キレット見たりして、思い残すことは「もっとココに居たい」という思いだけ。しょうがないから出発しようかな~、なんてだらだら行動開始。

山小屋から出発で出て来たご夫婦と軽くあいさつ。ご夫婦は槍ヶ岳に行く前に獅子鼻へ穂高方面の景色を見に、私はまっすぐ南岳へ向けて出発しました。

6:27 朝の色だ。雲が綺麗。緑が綺麗。そして穂高の西の斜面は影。

6:30 雲を乱反射させる太陽とシルエットになる常念山脈。その向こうは雲海ですな。手前は雪が残ってます。

朝の冷たい風が気持ちいい。

6:33 南岳。はやっ! こんなに南岳に着くの早いんだ。

一応頂上なので、自撮りしたり遠くの景色を目に焼き付けたり。

6:37 黒部方向の景色を見たり。

6:42 これから歩くルートと槍ヶ岳を見たりして、中岳へ向かって出発。

6:53 お花が綺麗だった感動があったのですが、写真にしたらただの芝生に見えますね。

6:57 南岳を振り返ってみます。サクサク進める稜線。

6:57 これから向かう道。手前から中岳。真ん中の大喰岳。そして最後は槍ヶ岳。

7:02 気持ちいい稜線なんですけれどね、スキップは無理だな。燕岳ー大天井の喜作新道のような『思わずスキップしちゃう、いやちょっとだけ本当にスキップしちゃった』ロードとは違います。

7:15 槍が迫ってくるワクワク感がこの道の醍醐味。

7:34 広いところに出て、ここから中岳への登り。ここに「中岳山頂」って標識があって、「えぇ~!?」って思いました。

7:48 お花が、チングルマがたくさん咲いていました。

7:50 最高じゃねぇか! もう胸いっぱい。

7:59 中岳山頂です。

8:00 標識には「中岳」って彫ってあります。気持ち良かったなぁ。なんの変哲もない山だけれど、この日の天候が非常に気持ち良く感じさせる。

8:06 だらだらしていたら南岳小屋であいさつした夫婦が追いついてきたので、写真を撮ってもらいました。

8:12 あぁすごい。大喰岳東側の雪渓と槍と黒部の方まで、最高じゃねぇか!

8:14 黒部の方も、そろそろ計画したいです。

槍ヶ岳山荘まで

8:16 中岳を出発すると、最初はハシゴがありました。2つあったっけかな? ポールはそのまま片手に持って下りました。

ハシゴを下り、岩を下っているとき、サイドポケットに入れていたポカリ(500円。一口だけ飲んだ)がスルっと抜け落ち、スルスルっと雪渓の割れ目へ消えていきました。

8:23 先行していた夫婦のご主人が雷鳥を発見。逃げられないように少しずつ、「ぐぇ~ぐぇ~」と鳴き真似しながら近づいてみました。お母さんですね。子どもたちの声もどこからかしていましたが、姿は見えませんでした。

8:43 大喰岳への登り。

8:54 大喰岳山頂です。

8:55 後はもう槍ヶ岳しかない。

9:01 ガっと下りてグワっと登ったら槍ヶ岳山荘だ。

9:15 ガっと下りた飛騨乗越。

9:16 一年前にテントを張った殺生ヒュッテ。超見える距離じゃないか。

超見えなかった去年の様子

9:27 グワっと登って槍ヶ岳山荘に到着しました。登っている最中、既にテントを張っている人がいました。

山荘到着後、ザックを下ろしてテントの受付け。テントの大きさを聞かれ、案内されたのは「A」というサイト。「一番いい場所ですよ~」っと言われました。速く着いた甲斐があったというものです。受付けと同時に不二家ネクターを買い、山小屋の前でイッキしてからサイトに行ってみます。

9:48 Aサイト。

水曜どうでしょう 第 2回 どうでミー賞 名セリフステッカー ( ここをキャンプ地とする )

振り向くとこれ。すごいなぁ。槍ビューのサイトはAサイトの隣と、下段に2つくらい? 相当ラッキーであったことが伺えます。

とりあえずテントは張らず、ザックをサイトに転がして、メットとカメラと財布を入れたサコッシュだけで山頂に向かうことにします。

槍ヶ岳で過ごす長い時間

山小屋で山頂で飲む用ジュースを買い、タイミングが丁度だったご夫婦と一緒に出発しました。登る前の標識で二人の写真を撮りました。

9:58 上が丸見えだぜ!

10:00 スイスイ登れるぜ!

参考:スイスイ登れなかった去年の穂先の様子

10:01 一本目のハシゴが見えて来た。

10:02 小槍だぁ。子供にこれが小槍だって教えてあげられる。

子ヤギの上で踊らずにくつろぐ小鳥

10:06 1本目のハシゴ。晴れてると、高度感があってちょっと怖いね。

10:06 最後の二連ハシゴが見える。

10:11 最後のハシゴ。上段のハシゴの人、私が下段を登り切っても同じ位置にいて「怖い~、なんで私、こんなところ来ちゃったんだろ~」と絶叫してました。下から「頑張って~。下見ないで~」と応援。

  

10:13 ハシゴを待つ間、ご夫婦も登って来ました。ここでご主人のカメラを奪い、お二人が最後のハシゴを登るシーンを頂上からバシバシ撮影しました。

10:17 おめでとうございます。槍ヶ岳山頂です。

良く見える! 360度丸見えだ!

上から小槍も見えるし、西鎌尾根も見える!

北鎌尾根も、燕岳も見える! 北鎌尾根に二人のクライマーが見えました。

 

10:37 ここでご夫婦と3人で記念撮影をしてお別れです。ありがとうございました。その後、記念写真はYAMAP経由でお渡しすることができました。

私はジュースを飲んで山頂でくつろぎます。

しばらくすると女の子がひょこっと山頂に到着。「わーい」と一人で祠の方へ来たので、一応「パパと一緒?」と聞いたり、中二だって聞いたりしていると、「こわいこわい」と言いながらお父さんも登場。バシバシ写真を撮ってあげました。

さらにオバサマオジサマ集団や年配のご夫婦、重そうな三脚を片手に登って来たお爺さんなど。続々と登って来ますが、この日は空いていたようで一応私がくつろぐスペースはありました。

11:10 1時間もいたのか!? そろそろ下山

11:13 ハシゴを下りました。

11:22 ちょうど高校生の山岳部が、槍を登っていました。新入生と思われる子が「こわいなーこわいなー」と頑張ってます。

「怖いな~怖いな~」って言うんですよ

11:36 山小屋まで戻ってきました。

11:50 昼飯に牛丼。1000円です。

12:24 サイトに戻ってテントを張りました。しかし暑い! とてもテントの中にはいられない。

13:36 山小屋周辺をウロウロした後、数少ない日影のベンチに座りました。

すでに2人のおじさんが座っていて、話に混ぜてもらいました。一人は70歳を超えていて、息子と今朝、新穂高から登って来たって。健脚だなぁ。

15:03 テントに戻って、、、何してたんだろう。多分ぼーっとしてた。普段もぼーっとしていますが、もっと充実感のあるぼー。

 

17:26 トイレに行くと窓からの景色が良くて、トイレ小屋の下に下りてみました。西鎌尾根が雲に襲われています。

17:30 大喰岳ビューのテントサイトが多いです。こっちも捨てたもんじゃない。

17:31 とはいえ槍ビューの贅沢。周りが岩で囲まれているのも嬉しい。

17:38 最後の晩餐。尾西のチキンライスとサタケのパスタ。そしていつもと同じコーヒーです。

18:52 夕焼けの時間になりました。

大喰岳が真っ赤です。

18:55 夕日を見にテント泊の人だけでなく、小屋泊まりの人も周りに集まってきました。

太陽が沈んだら就寝の時間です。

おやすみんみんぜみ。


槍穂縦走4日目:07/24

とうとう帰らなければいけない最終日となってしまいました。

3:45 寝坊した! 星撮りたかったのに、すでに明るくなり始めてた。20時、21時頃はまだ月明りがあって星が目立たない。初日の涸沢のように、月が沈んでからが勝負だと思っていたのですが、寝ちゃった。

それでも星はかろうじて見える。この写真だけ撮って、二度寝しました。

4:47 まわりのざわざわで目が覚めました。

日の出を見る人が、テント周りの岩の上にまで人がいっぱい。ちょっとびっくりだ。

4:57 モルゲンロートのお時間です。

起きたらこの岩の上に人がずらーっといてビックリしたんだぜ。

槍平までお花を見ながら下山

5:49 テント撤収。お札を山小屋に返しに行き、下山開始。目標は7時間半後の13時半に新穂高。

5:57 飛騨乗越。ほぼ6時。予定通り。

6:03 西鎌尾根が綺麗だ。

6:26 ずっと笠ヶ岳とご対面しながらの下山。気持ちが良かった。

お花がいっぱい。こんな道を千丈分岐まで歩くんです。

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)だな。多分。ミヤマキンバイかもしれないけど。

ハクサンフウロ(白山風露)、なのかな?

ハクサンボウフウ(白山防風)かもしれないが、他にも候補としてシラネニンジン、イブキゼリ、イブキゼリモドキ(ニセイブキゼリ)なんてものがありました。どれか分かりません。

6:36 所々に標高の書いてある看板がありました。

6:42 千丈分岐。救急箱でお馴染みの場所らしいです。

6:50 さよなら森林限界。

コバイケイソウ(小梅蕙草)。今回あちこちで見ました。

なかなか調べても分からない。立派なお花。っということで。

6:54 看板発見。

7:07 木道なんかも出てきたり。

7:24 沢だ。ここは別に難しい場所なし。

7:42 山深い感じがする。

7:47 槍平のキャンプ場。広くて気持ち良さそうだ。

ここは水場があります。

7:49 キャンプ場から50mで小屋。で、飛騨乗越からコースタイムは2時間40分。到着予定時刻は8時40分。0.7倍! 1時間も速いぞ!

ボケた。避難小屋かと思ってたけれどジュースとか売ってたので1本一気飲みしました。

もくもくと新穂高まで

7:54 槍平小屋のすぐ近くにあったフサフサの花。これも分からない。

とにかく槍平付近は、「気持ちいいところだな~」という感想でした。

8:08 ここも特に問題ない渡渉。

8:31 たまに登山道に水がチョロチョロ流れています。

子どもが保育園で歌っていた「お~やま~にあ~めがふりまして~」って歌を熱唱していたらすぐ後ろに人がいました。

8:33 滝谷出合ですね。

8:35 渡渉します。

でかい岩の上にライブカメラが設置されていました。

この映像はここで見ることができるようです。

8:43 で、こっち側の渡渉。渡れる場所を探してもたついていました。下に行けばすぐ渡れたのですが、間違って上の方へ渡れそうな場所を探しちゃったので。

8:57 これも何だろうな~。花の図鑑とか買っちゃおうかなぁ。

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)かもしれない! ブログ書きながら見つけた!

9:31 切り株のベンチ。写真で写した方は苔生していて座る気にはなりません。もう片側の綺麗な切り株に座って写真を撮りました。ここでちょっと休憩。

9:53 白出沢出合です。ここを超えると車道になります。

9:55 超えたところに水場があり、ジャンジャン水が出ていたのでガブガブ飲みました。

9:56 車道です。広くて平らな道です。

9:58 ここから新穂高までコースタイム90分。上高地から徳沢が2時間。これよりも短い距離。とはいえ初めての道は長く感じるものです。

10:03 車道だからミラーもある。

10:06 綺麗な花。こういうの、一つひとつ知っていると良いんだけれど、やっぱ分かんないなぁ。

10:10 ラッパだ! こいつらから「ただいま~光化学スモッグ注意報が~発令~されました~」とか言いそう。

オオウバユリ(大姥百合)だと思う。

他にも車道沿いに結構たくさん花が咲いてました。目立ったのはガクアジサイ。

10:32 穂高平小屋です。「氷」の旗が見えたので、つい休憩したくなったのですが、なんかいい調子でここまで来たので、どのくらい早く新穂高に着けるか競争をしたくなって先を急ぎました。

この急いだのが間違い!

白出沢出合からずっと車道を歩いていました。ここも疑いもせず車道を歩きました。

本来の登山道はここからちょっとだけ車道ではありません

しかもタイミング悪く、これから山に向かう集団が車道に沿ってこっちに向かってくる。私は疑うことなく進んでしまいました。

で、間違った道を折り返す部分で「あれ~?」っと地図を確認。気が付いたときは「ん~、もうまっすぐ行って合流するしかないか」と戻ることはしませんでした。

10:46 しばらく歩いていると、工事事務所のような場所があったのですが、よ~く見ると「登山者休憩所」って書いてある。なんだここは?

工事現場のイメージアップを目的にした登山者休憩所らしい。工事現場マニアとしては、このアンケートに協力したい! したいけれど、新穂高までどれだけ早く行けるのか試したい気持ちの方が大きい!

申し訳ないけれど、今回は見送らせて頂くとします。

ちなみにアンケートに協力すると、箱に入った飴玉をもらえます。

今思えば、やはりアンケートに答えておけば良かった。

しかし道間違いのおかげで良い場所を見つけられました。

みなさん、是非ここでアンケートに答えてあげてください。

10:56 本来はここでまた車道に合流するところ。

11:03 橋だ。一般車両は入れないようになっています。

11:10 ロックフィル的なダムがありました。

11:12 この看板の裏に「おつかれさまでした」とは書いてありませんでしたが、逆方向に「ようこそ」ってことはゴールが近い証拠。

11:15 車が見えた! ゴールだ!

11:17 ロープウェーに到着です。

11:18 駐車場整理のバイトのお兄ちゃんに撮ってもらいました。青空を綺麗に撮ってくれたのが良い。例え人物が真っ暗であったとしても、だ。

ここまで5時間20分。1時間も早く到着。

ギャアアアアっと下った槍平まではコースタイムの0.7倍でしたが、それ以降はほぼコースタイム通り。

結果として速く下れたわけですが、それよりもまだ元気いっぱい、膝もどこも痛くないのが嬉しい。

新穂高の立ちより温泉

山を始める前から奥飛騨は大好きで何度も一人で来ていました。

今まで入ったことのある温泉の中で、ここから一番近い温泉は深山荘。駐車場から丸見えになるアナーキーな露天風呂があります。

でも、バス停でロープウェーに戻るには遠いんだよね。

っつーわけで、日帰り温泉施設の中崎山荘へ行くことにしました。

11:23 5分ほどで到着です。

中崎山荘 奥飛騨の湯

【施設情報】

開設期間:通年

開設時間:9:00~18:00(受付17時まで)7月海の日~8月 8:00~20:00)

定 休 日:不定休

電話番号:0578-89-2021

FAX番号:0578-89-2023

住  所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂720

【入浴料金】

大人800円、小人400円

ググると「青いお湯が~」と書いてあるレポートばかりなのですが、私が入ったときは透明でした。で、湯の花が沈殿しています。近所の深山荘、槍見館、水明館(露天はすべて混浴!)と同じような感じです。

私は別にどちらでもかまいません。

露天風呂は笠ヶ岳方向の山が見えます。竹ぼうきのようなものの上から源泉がしたたり落ちています。福地温泉の秘密の温泉も温度調節のために上から源泉を這わせているので、同じような目的なのかと思ったのですが、下に溜まった温泉は普通にぬるかったです。

多分、泉質が変わったのかもしれませんね。ここらへん、温泉たくさんありますから。

とにかく新穂高に下りてきて、これからバスに乗るならココですね。

12:29 中崎山荘では食事もできます。高山ラーメンを頼みました。

富山から東京へ

温泉からロープウェー駅に戻って、お土産を買いました。

それでも13時30分のバスに余裕で間に合う!

駅の建物の外で、コーラを飲みながら飛騨牛を食べて時間つぶし。

そこへ下山してきた親子。女の子が来ているシャツは、昨日私が槍ヶ岳山荘で買った「槍」シャツと同じもの。お父さんの感じ、どこかで見たことがある。

「あれ? 昨日、頂上で写真撮りましたよね~」って、つい話しかけてしまいましたが、幸い向こうも覚えてくれていました。

親子は沢渡駐車場に戻りたいらしいのですが、バス停の時刻表を見ると上高地経由しかないとか。「平湯乗り換えもないのか?」と思いましたが、結局シーズン中だけは沢渡直行があるとのこと。

親子はここから沢渡へ出て、それから温泉に入って帰るそうです。

で、バスが来るまでいろいろ話すと、中二の女の子はすでに100座以上山に登り、北アだけじゃなく中ア、南アにも行ったとか。山の大先輩でした。

なかなか話が(私の中では)盛り上がってしまい、気が付くと「富山行」のバスが到着。「それじゃ! 気を付けて!」と慌てて乗車しました。

バスが出発するまで、親子二人で手を振って見送ってくれた光景が忘れられません。

13:36 見慣れた奥飛騨の景色。さようなら。

14:21 バスは神岡を通ります。カミオカンデで有名な場所ですね。

この他、車窓から線路を自転車型トロッコで走る人もいました。今度は家族で来たいです。

14:27 神岡でしばらく停車しました。

16:02 新穂高から2時間半かけて富山駅に到着。新宿行きと違って渋滞はなく、まず時間通りに到着するそうです。

ただし富山駅のバス停から改札まで結構あります。乗り換え時間が10分だとかなり急ぐことになります。

16:12 富山駅の新幹線ホーム。温泉でラーメンの写真を撮ったときにISO感度を上げてしまい、シャッタースピードが激速で、電光掲示板がうまく読めません。

駅前から10分。この間にダッシュで追加のお土産とお弁当を購入。

新幹線は3人掛けシートの窓際。通路側にピザが大好きそうな外国人(あだ名はキャッチャー)が座り、「真ん中の席の人。すげー可哀そう。これはさすがに車掌さんへ『両隣りの人、でかすぎっすよー』と言って席を変えてもらうんじゃないか?」と思っていたのですが、次の長野駅でも誰も座って来ませんでした。

多分、キャッチャーも同じことを思っていたんじゃないかな。長野駅に着くまでの緊張気味、遠慮気味だった雰囲気に対して、長野駅を発車してからのリラックス度。ひじ掛け上げて真ん中の席まで座ってたもんな。

私も長野駅に到着したときは「さあ来るか? 来るか? 来ないのか!?」と緊張しました。

このままリラックスして長野の次は大宮、そしてキャッチャーは次の上野で降り、私は東京へ。非常に快適でした。


槍穂縦走を振り返る

万歩計の歩数

  • 7/21土曜日 上高地~涸沢 2万6653歩
  • 7/22日曜日 涸沢~北穂~南岳 6942歩(少ない!)
  • 7/23月曜日 南岳~槍ヶ岳 9373歩(これまた少ない!)
  • 7/24火曜日 槍ヶ岳~新穂高 3万630歩

YAMAPのデータ

  • 活動時間28時間53分
  • 活動距離36.10km
  • 高低差2,057m 
  • 累積標高上り/下り2,350m / 2,760m
  • カロリー15301kcal

今回の収穫と反省

山行中の4日間、天候が素晴らしかった。これに尽きる!

ブログを書いている8月のお盆ウィーク。山の天候はとても不安定なようです。昨年、一昨年と7月の天候の羨ましさと、8月の山行の天気具合を考え、今年は7月に槍穂縦走をして本当に良かった。

収穫

  1. 2度目のルートの安心感
  2. 北穂高から見た大キレットと槍ヶ岳
  3. 大キレット通過の自信
  4. 丸見えの槍ヶ岳とテント場
  5. 出会った人たち

1.2度目のルートの安心感

涸沢まで、甘く見ていた昨年。涸沢ヒュッテに到着するなりしばらく動けなかった。しかし今回、景色を楽しみ、登りを楽しみ、それでいて順調に涸沢に到着。

正直行く前は「涸沢までが一仕事なんだよな」と思っていましたが、実際は楽しんでいるうちに着いちゃったって感じでした。

2.北穂高から見た大キレットと槍ヶ岳

どこまでも見える。見えるよ!

この景色、写真じゃ分からない。ずーっと見ていられるんだ。

3.大キレット通過の自信

俺は歩いた。大キレットを歩いた。テン泊装備で歩き切った。

石を落としちゃった点は反省だけれど、大きな自信になりました。

また歩きたい。今度は逆コースか? 最高に楽しい道だったよ。

4.丸見えの槍ヶ岳とテント場

蝶ヶ岳からは見えなかった。常念岳、大天井岳、燕岳からも見えなかった。そのすべてを今回、槍ヶ岳の山頂から見ることができました。日本5位の標高3180m(サイパオ)からの景色。どこまでも見えました。

そんな穂先を眺めるテント場。この天候だったら2泊でも良いね。

5.出会った人たち

いつも山へは一人で行きます。しかしほとんどはそこで出会った人たちのおかげで楽しい思い出が増えています。

涸沢から北穂を一緒に歩いた2人組のお兄さん。南岳から槍ヶ岳で写真を撮りまくった仲良しご夫婦。頂上で出会い、新穂高で再開した親子。槍ヶ岳山荘で世間話をして、翌日下山中に追い抜いたおじさん。その他にも会話を交わした方はたくさんいました。

また山で会いましょう。

反省点

反省と言ったらここしかない。ひょっとしたら写真に写っているマル印の石か?

石を落とさないためには、もっと膝のクッションを使った歩き方にするべきだ。

膝のクッションを使うためには、もっと体力を身に付けるべきだ。

もっと体力をつけるためには・・・、普段からランニングでも始めようかな~。

そう思って購入したランニング用の靴。もう1カ月以上、箱から出していません。涼しくなったら平日にジョギングでもしようかな~っと思うように努力する決意を着々と積み重ねよう。と思う方向に善処する所存です。

今回の山行必須の相棒

地図は頭の中に叩き込むほど見た。山行中に見ることはほとんどなかったけれど、テントの中とかでルートの注意点とか曲がり方とか時間とか、穴が開くほど見た。

使うたびに気に入る。好きなところは吊り下げ式ってところ。水色なのも好き。

楽チンで、スプーンも付いていて、味があって、食べ終わった後にゴミ箱になる。ちなみにコッヘルで煮込むタイプのリゾットも持って行ったけれど、汚れものが増えるので食べませんでした

あと、イオンで買ったトレイルミックスも忘れちゃいけない。

【槍穂縦走路-槍ヶ岳完結編】SEASON-3:槍ヶ岳まる見え【おわり】

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