【八ヶ岳】SEASON-1:南八ヶ岳縦走2泊2日の旅ー最終日2日目ー


山登りを始めた初年度の総決算として選んだ場所は八ヶ岳。2016年10月14日(金)から16日(日)の2泊3日の行程の最終日です。赤岳山頂の山小屋に泊まり、権現岳を経由して山梨県の観音平まで。遠く富士山に向かって稜線を歩きました。

「この最高の瞬間をいつまでも・・・」と、縦走中に何度も自撮りをしながら歩きました。


山旅のしおり

行先●八ヶ岳

0日目:夏沢鉱泉(なつざわこうせん)まで

1日目:硫黄岳(いおうだけ)、横岳(よこだけ)、赤岳(あかだけ)

2日目:権現岳(ごんげんだけ)

ルート●

0日目:桜平―夏沢鉱泉

1日目:夏沢鉱泉―夏沢峠―硫黄岳―横岳ー赤岳ー赤岳頂上山荘

2日目:赤岳頂上山荘―赤岳―(赤岳キレット縦走)―権現岳―観音平

日程:2016年10月15日土曜日の昼~17日月曜日(2泊小屋泊まり)

同行者:地平線の向こうの富士山と南アルプス

行先を決めた理由:1年目の総決算にふさわしい場所。行ったことのない山域。稜線を歩きたい。

今回のコースのおさらい

2日目は赤岳から権現岳を経て観音平まで下ります。

遠くから八ヶ岳を見ると、中央付近に一番高い赤岳があり、その横にザックリとえぐれている部分があります。そこをザックリと1.2kmの間に500mほど下降。なかなかのエグレっぷりです。

権現岳を通過後、日本一遠い居酒屋と呼ばれる青年小屋まで下ると、編笠山へ登るかそのまま下るか判断ポイント。私はここで下っちゃったんですねぇ。残念ですねぇ。今なら登れば良かったと感じるのですが、この時は前日の硫黄岳、横岳、赤岳と続き、「もう十分登った。お腹いっぱいだぁ」と、下りてしまいました。


南八ヶ岳縦走 2日目 ―最終日―

目覚め

4:52 朝、目覚めて外に出ると、赤岳山頂の上にオリオン座が見えました。もうすぐ朝飯なので、ちょっと早く起きて星空を撮影している人は他にもいました。しかし寒い。ダウンのパンツを履いている人を見て「用意周到だなぁ」と思いました。ダウンパンツは1年後、買いました。

4:58 満月ではなかったと思います。明るい月はもうすぐ北アルプス稜線の向こうへ。しかし月が沈むと同時に太陽コンニチハなので、星はそれほど見えません。

5:02 朝飯。写真以外、あんまり記憶にないなぁ。「今日はどのコース?」っておじいさんに話しかけられ、その後、ベテランっぽいおじさんと話した記憶はあります。

私の今日の予定。「ご来光を見たら、権現岳です。今度は阿弥陀に行ってみたいですね」

 

5:47 山小屋のある北峰から最高峰の南峰まで、ずらーっと撮影待ちでした。これでも朝飯の5時半組がいない状態なのに人が多い。

5:51 どよどよと空が紫になった後、秩父方面からのご来光です。

しっかりした大きな三脚を用意している人も多数いました。

大混雑の南峰の人たちが赤く照らされます。

富士山のシルエットがすんばらしい!

茅野方向を見ると影赤岳。

太陽が昇った後、山肌が赤く染まる景色をいつまでも楽しんでいました。

6:11 赤岳と私の写真を最後に撮って、そろそろ出発です。

朝食のときに話したおじいさんとベテランおじさんは同じルート予定。ベテランおじさんはご来光と同時に早々に出発。おじいさんは、「足が痛いからキレット下りるのやめた。阿弥陀から帰りますわ」と言っていました。おじいさん、登る前に観音平に自転車をデポしたそうで、下り道を自転車で美濃戸まで行く予定だったそうです。

権現岳まで

6:12 出発とは言え、かなり後ろ髪を引かれる景色。いつまでも山頂にいたい。帰りたくない。

6:18 阿弥陀岳方向と権現岳方向の分岐。

権現岳方向はここを進みます。

阿弥陀岳に変更したおじいさんに「気を付けてね~」とお別れしました。

6:22 しかしなんて綺麗な景色なんでしょう。太陽は随分と稜線から離れましたが、まだまだ低くて日差しが強い。

6:23 これから向かう権現岳。向こうに南アルプス。甲斐駒も鳳凰三山も見えます。

6:29 赤岳から権現岳のルートはハシゴが多いです。

6:29 真教寺尾根の分岐ですね。出発から20分近いですが、写真ばっかり撮っていて進みません。

6:33 だってこんなに景色いいんだもんなぁ。写真で見ると同じように見えるけれど、実際にこの場にいると、一歩進んだだけで違う景色に目を奪われていました。

この写真、下から3人くらいの学生らしき人たちが見えます。男塾名物の直進行軍のようでした。

6:45 一方、私は直進行軍どころか撮影してばっかり。なんとか自撮りをしたいと考えていました。

で、ケルンの上にカメラを置いて、オートタイマー自撮り。何度かトライして富士山が入りました。

6:53 自撮りに満足した後は手持ちで撮影。進まない。

6:55 登っている風の写真。ここら辺から、オートタイマーで10秒後3枚連写にしてみる。撮影した後はもちろんカメラ回収のために戻ります。

6:57 手持ちで影自撮り。

7:01 ここから日陰のガレた斜面を下りるので自撮りは一旦終了。

7:08 日陰のガレた斜面を下りた道を振り返ります。

7:08 いちいち「すげー」と感動しているので、横も見ます。富士チラです。

7:16 また権現岳までの稜線。しつこくてすみません。

7:30 「お!?」という感じで樹林帯登場。

7:34 しかしすぐにガレて開けた景色。最高すぎる。

7:40 キレット小屋です。人の気配がしなかった。

7:58 振り返って赤岳を見ます。「これを下りて来た俺、すげー」という心境。

8:11 目の前に権現岳。そしてカメラを乗せるのにちょうどよさそうなケルン。付近に登山者は無し・・・。

   

オートシャッター10秒後8枚連写で、テイク9までやりました。誰にも見られていないから可能なこの無駄な努力。好き。

8:19 何度も自撮りチャレンジする労力を一瞬で吹き飛ばす景色でした。もう権現岳を随分上に見るほど高度が低い。

8:21 ここら辺、爽やかだったなぁ。普段は強風で写真の木みたいになっちゃうんだろうけれど。

9:05 ここまで、今までとほぼ同じ写真がわんさか。富士山撮ったり、権現岳撮ったり、赤岳撮ったり・・・。

9:14 噂のゲンジーハシゴ61段を登りました。怖くは無かったけれど・・・、体力が持たない・・・。勢いよく登り始めた体力は半分の30段で尽き休憩。その後10段、10段、5段、と4回の休憩を余儀なくされました。

9:18 登り切って下を撮影するにも、体がプルプル震えます。

9:22 しかし疲れた体を癒す景色があるんですねぇ。

あ、ほかの登山者もいる! ここで自撮りは危険だ。

9:28 ということで、自撮りではなく普通に撮ってもらいました。顔を向けている方向が権現岳。

 

9:35 権現岳の頂上には、錆びた剣がありました。男体山のピカピカ聖剣とは違う趣きがあります。

てか、写真を撮ってもらった場所から頂上へはザックをデポするつもりでしたが、「じゃあ山頂へ行ってきま~す」とノリで勢いよく行ってしまったため、背負ったまま。まぁ片道5分程度だし、問題ありません。

ただ戻ってくるとき、すれ違う人はみなデポしていました。

観音平まで

9:43 権現小屋でジュースを買おうと思い中に入ります。ジュースは売ってます。人はいません。「ジュースのお金、置いておきますよ~」と大声で言うと、奥から「お願いしま~す」と声が聞こえました。人はいるようです。

9:53 ジュースを飲んで出発。まだしばらくは楽しいガレ場。

10:07 みんな大好き岩の絶壁。

10:15 権現岳より随分と下に来ました。グループ登山の人たちがいました。この後、樹林帯になってきました。

10:27 向こうに見えるは青年小屋。その向こうの山が編笠山に続く登山道。

 

10:32 青年小屋に到着。中には人がいます。外では作業をしている人と、権現岳手前で写真を撮ってくれた集団が休憩中。

お約束として、提灯を写真に撮っておきました。編笠山もいい天気。今回の翌年であるseason2の天気悪いっぷりを考えると、なぜ上らなかったのか後悔だけが残ります。

10:47 一服して下山。もう完全に樹林帯。森の中。

10:53 大きな石の上をヒョイヒョイと歩きます。

10:58 この森、苔が綺麗でした。コダマがいそう。

苔はふっかふかでした。北八ヶ岳は苔で有名だけど、南八ヶ岳だって侮れない。

11:16 樹林帯に入ってから貴重な展望のある景色。

11:31 苔に見とれていて、多分ここで前のめりに転び、膝をモロに打ちました。結局膝は平気でしたが、タイツに穴が開いてしまいました。

11:38 大きな岩に大きな矢印。

矢印は押手川上の展望台の場所っぽい。

11:42 編笠山からの合流地点である押手川付近はこんな感じ。ここまで大きな石の道でしたが、ここ以降はそんなでもなかった気がする。

12:12 歩きやすい道を下り、雲海展望台に来ました。

12:53 「そろそろ到着するはずだな~」っと快調に歩いていると、森の中に看板だけ観音平。

13:00 写真のデータを見たら13時ちょうど! 観音平に到着しました。コースタイム通りだと12時20分着なので、1.1倍の40分オーバー。自撮りのために何度も行ったり来たりしたけれど、それほどガッツリ休んだ記憶はないんだけれどなぁ。むしろ、観音平に到着してなお、溌剌としていた記憶がある。

13:21 そして今回、観音平にタクシーを呼びました。だってバスがないんだもんなぁ。

前の週に家族旅行で小淵沢駅から帰るとき、駅前のタクシー会社の看板に料金があったんですよね。それで3000円ちょいだったのでタクシー呼びました。これで小淵沢駅ではなく、道の駅こぶちざわ延命の湯に行きます。

ぽかぽか温泉

タクシーで「道の駅の日帰り温泉」と言うと、ここに車を着けてくれました。

道の駅こぶちざわ

スパティオ小淵沢

いろいろ言い方があるっぽい延命の湯です。

料金大人820円(市外の人)
営業時間10:00~23:00
休館日毎月第2火曜日
露天風呂もあります。

延命の湯からの帰路は、路線バスで小淵沢駅。車窓を見ていると、小淵沢駅まで歩いている登山者もいたので、ちょっと負けた気分になります。

小淵沢駅からは、すでに自宅で予約していた特急あずさ号に乗ります。

先週の中央線特急の様子を見ても、7月の金峰山の帰りを考えても、絶対に当日だと座れない。それどころか「実際に席を見るまで侮れない」と疑心暗鬼。

案の定、私の予約した指定席は、お年寄り登山者4人組がシートを向かい合わせて座っています。

あ~、めんどくさい。

ちょうどタッパーからおやつを出して4人で食べようとしています。

私「ここ、指定席ですけれど、間違っていませんか?」

おばちゃん「え~?自由席でしょ?」

あ~、本当にめんどくさい。そこへ同じく小淵沢駅乗車のサラリーマンも加勢してくれました。

リーマン「指定席ですよ。そこは私の席です」

自由席は隣の車両。もう見るからにデッキに人があふれてる。お年寄り登山者4人、急いでタッパーをしまい、自由席の方へ行きましたが、、、気まずいじゃねぇか。お年寄、デッキにも入れないで通路に立ってるよ。

でも立つのが嫌だったので用意周到に指定席を購入したのは私。次回からはお年寄りは指定席を取って欲しい。


南八ヶ岳縦走を振り返る

携帯の万歩計のデータ

0日目(2016/10/14) 6475歩 5.3km

1日目(2016/10/15) 1万4081歩 11.6km

2日目(2016/10/16) 2万5642歩 21.2km

3日間合計 4万6198歩 38.1km

今回の収穫と反省

1.素晴らしく天候に恵まれた。

おかげで八ヶ岳は大好きになりました。やはり第一印象は肝心です。天気が良いと山旅の楽しさは倍増ですね。これから進む遠くの目標を見て元気が湧き、振り返れば今まで歩いた稜線を見て自信が漲ってきます。

2.苔の神秘的な世界

山を歩くとおっさんの癖に「わぁお花だ~」と目を止めてしまいます。苔の場合、視界一帯の雰囲気に圧倒されるというか、静寂を可視化したというか、「俺はなんていう場所にいるんだ!?」という気分にさせてくれることを知りました。

従って、「つまらなそう」と舐めていた北八ヶ岳に対する評価、また樹林帯そのものに対するイメージが変わります。

3.指定席を買う場合は自由席から離れた車両

私の購入した席に座っていたお年寄り。指定券を見せたら、特に揉めることなく立ち去ってくれました。当たり前とは思いつつ、ここで「若いもんがー!(比較して若いだけで私は若者ではない)」とか「それじゃー俺たち座れねぇじゃねーか(それは私のしったこっちゃない)」とか言われたら最悪。そうじゃなく、今回みたいな感じでも、気の毒に感じることがストレス。

過去の反省から帰りの特急の指定席は確保するようにしましたが、これ以降はグリーン車よりも松本側の10号車とかを取るようにしました。

4.登山道のグレードを舐めない

信州山のグレーディングによる初めてのD難度のコース。正直今回の赤岳からキレット小屋間は「らくしょー!」と感じてしまいましたが、この浮かれっぷりが危険。ガレた岩に足を乗せ、場合によってはそのまま岩と一緒にゴロゴロと転がるかもしれない。浮かれたのは天気が良かったからと言うだけで、危険が身近にあることを決して忘れてはいけないことを、思い出しながらブログを書いている最中に感じました。

でも今度は登りで通りたいな。

地図とか

立ち読みしたら、いろんなコースが載っていました。やっぱり次回はニュウを通る道を歩いてみたい。あと本沢温泉。

【八ヶ岳】SEASON-1:南八ヶ岳縦走2泊2日の旅ー最終日2日目ー おわり

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