【箱根】SEASON-2:紅葉落ちる湯坂路を下る


2017年12月6日。箱根の小涌谷付近での仕事帰りに湯坂路を歩いて箱根湯本駅まで下りました。

山は初心者お断りシーズンになってしまったけれど、とにかく自然を感じながら歩きたい。ひたすら歩きたい。そんなときに箱根でお仕事。これはもう、ハイキングするしかない。

展望ゼロでも、自分の世界に入れるのが良いんだなぁ。


旅のしおり

行先●湯坂路:箱根(ゆさかみち:はこね)

【ルート】

小涌谷⇒湯坂路入口BT⇒鷹ノ巣山⇒浅間山⇒箱根湯本

日程:2017年12月6日水曜日

同行者:「これは仕事」という責任感

行先を決めた理由:だって、小涌谷で仕事だったんだもん。

主な持ち物

身に付けたもの

アンダー長袖・パンツ、zipシャツ長袖、フリース(R2)、ダウンジャケット、普段被っているハンチング、厚手靴下、靴(キャラバンc1-02)、ザック(35L)、カメラ、ストック

ザックの中身

ノート、筆記用具、カメラ、温泉セット(パンツ・シャツ・手ぬぐい)、昼飯(おにぎり2個、どらやき)、飲料水(500mlペット)、地図、ファーストエイド

箱根と私

今回、頂きを踏むのは標高802mの浅間山(せんげんやま)と標高834mの鷹巣山(たかのすやま)。途中、湯坂山(547m)も通るようですが、そこが山だという実感はゼロでした。

今年の4月に三世代旅行で箱根に来た時、2日目に一人で金時山へ行っていました。

この時は富士山がとてもきれいに見え、さらに箱根の火山性地形を体感できるものでした。

今回、私は仕事で箱根に訪れます。

場所は小涌谷。箱根と言えば温泉で、仕事も確かに温泉関連なのですが・・・、そこで温泉に入ることはありません。トロッコに乗って斜面を登り、源泉のメンテナンスをする仕事を見ることが私の任務。

「トロッコに乗るの? え~、超楽しそう。お前、同行するの? 来るならスーツに革靴はダメだよ。現場は斜面の可能性もあるから。俺はスニーカーじゃまずいなぁ。いつものブーツじゃ大げさだから、立山に行く前によくわからず買ったキャラバンで行くかぁ。仕事は午前中で終わるんだよね。それじゃあ終わったら金時山でも登って、その後温泉でも入るか」

なんつって、ウッキウキで仕事の予定を立てます。

前日、仕事の担当者は同行できない旨の連絡。

「それじゃ、また金時山ってのも芸がないな。そういえば箱根の関所に通じる古道もあったはずだ」

箱根湯本からすぐ、浅間山(せんげんやま)の麓に沿って国道1号線が走っていることが地図を見ると分かります。

浅間山を小涌谷経由で迂回するのが、箱根駅伝でお馴染みのコース。地図の下方の国道1号沿いが古道、という認識でしたが、このど真ん中を突っ切り、浅間山を通るハイキングコースが湯坂路。ググるとこんなことが書いてあります。

所要時間:2時間~2時間40分

湯坂城跡、浅間山、鷹巣山を経て芦之湯へ至る道が鎌倉古道の1つ、湯坂路です。奈良~平安時代の官道は険しい箱根山を避けて足柄峠を越える道でしたが、鎌倉時代に歴代将軍の二所詣によって箱根越えの道が整備されると距離が短いことから、こちらが東海道の主街道になっていきました。当時の旅人達の面影をたっぷりと感じる事が出来るコースです。

2時間ちょいで終わり。小涌谷からスタートしてゴールが湯本駅。ちょうどいい! もうこの道しかない! 

上記サイトで地図をダウンロードし、もう湯坂路を歩く気まんまんです。

湯坂路入口BTまでのアクセス

小田急線箱根湯本駅から箱根登山バス「(H)箱根町港行き」で25分、湯坂路入口BTまで。

バスは頻繁にやってきます。私の場合、小涌谷に8時30分集合で、7時前の新幹線で小田原から箱根湯本駅に到着。駅でトイレに入っていたら、予定のバスは行ってしまいました。

しかし! 箱根湯本始発のバスではなく、小田原からやってきたバスがすぐに到着。問題ありません。

小涌谷で仕事を終え、徒歩で湯坂路入口BTまでをグーグル先生に教えてもらうと50分。箱根駅伝ルートで200mの標高を稼ぐようです。ちなみにバスだと5分。乗っちゃいました。

ちなみにバスで湯本駅まで戻り、湯坂路を登りで行くという選択肢もありまずが却下。なぜなら、あくまで仕事の帰りに通ったという道であることが私の中で重要。

本日のメーンコース

湯坂路入口には、詳しくコースタイムが書いてある地図がありました。赤いラインが今日のコース。

 出発高度: 806m 

 到着高度: 119m 

 合計距離: 6.66km 

 最高点の標高: 829m 

 最低点の標高: 111m 

 累積標高(上り): 109m 

 累積標高(下り): 795m 

とにかく下り。ひたすら下り。


湯坂路を下る

仕事は小涌谷温泉のとある源泉地。トロッコに乗って現場から下山して解散。「湯本駅まで送ります」という好意を丁寧にお断りしました。

こんなトロッコに乗りました。

浅間山まで

12:33 バスに乗って数分で湯坂路入口。誰も降りませんでした。

12:34 バス停からちょっと下って、湯坂路の入口です。

 

12:36 湯坂路入口のすぐ奥に畑宿との分岐。ここで靴紐を締め直して出発。

12:42 だ~れもいない。ハイキングコースならではの歩きやすい道。かる~~~い登りです。

12:46 まずは鷹巣山を目指します。予定ではそこでおにぎりタイム。

12:50 鷹巣山という標識ではなく、鷹巣城跡。ベンチがありました。

ベンチには先客。老夫婦とワンちゃんがお昼を食べていました。バス停からここまで歩いて、そのまま戻るそうです。のんびりと夫婦でハイキング。ウチは無理だな。

私は無類の犬好き(猫も、基本的に動物好き)なので、ご夫婦に断って写真を1枚撮らせてもらいました。撮った後、無茶苦茶ワシワシしてから「バイバ~イ」とお別れしました。

12:55 鷹巣城を過ぎると坂を下ります。

12:59 基本的に展望のないコースですが、時折見えます。明神ヶ岳か明星ヶ岳か分かりません。

このコースを歩いて一番目を引いたのは、赤い紅葉が多いこと。かなり落葉が進んでいましたが、ギリギリ紅葉を楽しめる頃合いでした。

13:07 鷹巣城から下りて、登って、小涌谷方面の分岐が見えました。

13:08 分岐にはベンチがあります。しかしおにぎりは浅間山の山頂で食べたい。展望もないし。従ってスルー。

今回、小涌谷から千条の滝経由でここに出ることも考えました。しかし1本道のルートにすると鷹巣山って頂を踏めないことと、バス停の名前が「湯坂路入口」とあったので、「入口ならそこがスタートだろ?」という理由で今回のルートに決めました。

13:09 そもそも分岐から浅間山まで1分。しかし、先客がいた。またもやご夫婦。仕方がないので芝生に座っておにぎりを出していたら、ご夫婦から「こちらで食べませんか?」とお気遣い頂いたので、今回はありがたくお受けしました。

ご夫婦は湯本から登って来たそうです。ご主人は樹林帯を歩くのが好きらしい。奥様はいろいろ山に行きたい人っぽい。しかし、富士山は登らずに見る山と決めているみたいな話をしました。今年は大菩薩嶺とか八ヶ岳とか行った話、私も行ったので楽しい会話が弾みました。

ちなみに 分岐方向に振り返ると神山・・・、いや早雲山かな? 見えます。

13:36 お昼ご飯やおしゃべりをしながら30分ほどで出発。また歩きやすい道の始まり。

13:41 たまにこんな立派な標識があるので安心。

13:46 真っ赤な紅葉が落ち、一面真っ赤な道。ハイキングコースは防火帯になっていて、上に開けています。快適です。その昔は飛脚がエッホエッホと走ったり、「ご隠居~、茶屋で休みましょうよ~」というシーンが自然と思い浮かび、水戸黄門のテーマを口ずさんでしまいます。例え「この古道って、鎌倉時代だぜ? 黄門様とかいないぜ? そもそも当時、防火帯とかなかったんじゃね?」と思っても、そんな現実は封印し、勝手な妄想をして楽しみながら歩きました。

13:50 鉄塔があれば写真をとりたくなる。なぜ鉄塔に浪漫を感じるのだろう。

14:00 おそらく1~2週間前の紅葉最盛期は、もっと色鮮やかな道だったんだろう。

14:03 ここら辺から、道の真ん中がえぐれていました。雨なのかなんなのか。場所によってはえげつなくえぐれています。そんな場所は明らかに分かるので避ければ良いだけ。普通に歩いていて、穴が落ち葉で隠れた天然落とし穴状態のところもありました。くるぶしくらいの深さでもビビる。

14:07 こんな普通の道に見える場所も落とし穴に注意。12月になると、14時でも太陽の低さを感じます。

14:14 落とし穴に注意することを除けば快適だった防火帯ゾーンはここで終わり。

14:15 笹やぶの中が道になります。落ち葉は相変わらず。

14:27 いつもの山道っぽい。

14:31 ここら辺は石畳があるらしい。「らしい」というのは、ほぼ落ち葉で見えないから。相当滑ります。

ここで初めて、ハイキング中の人(オバサマ)と出会いました。「滑りますね~、怖いですね~」と声をかけ、道を譲ってもらいました。

14:38 湯坂城跡。誰かが看板を校正しています。確かにジョウシと読む場合は「城跡」ではなく「城址」と書くのが一般的ですが、まぁ、名前付けた人が「こう読むんだよ!」と言えば、それでも良いのかな。北アルプスの徳沢から蝶ヶ岳の間、「長塀山」も、「壁」ではなく「塀(へい)」と書いて「長塀山(ながかべやま)」って言うし。

14:40 落ち葉。マジで滑る。キャラバンのC1-02だから滑るんじゃなく、ビブラムソールでも滑ると思う。

14:54 ハイキングコース終了。国道1号沿いに出ました。出たところでお婆さんがヨロヨロで、車道には車がビュンビュンで、ちょっと心配。歩道が広くなるまでお婆さんの前をゆっくり歩いていたら、ずっと前の方でご主人が待っていました。ナンパではありません。

14:56 電車に乗る前は温泉に入る気マンマン。当初、金時山のときに入浴したかっぱ天国に行こうかと思っていましたが、あまりにも登山口の目の前だったので、ここに決めました。

16:00 1時間ほど温泉でくつろいだ後、徒歩で箱根湯本駅。ハイキングコースとうって変わって観光客とすれ違うようになります。外国人の多さはどこへ行っても感じます。

16:05 和泉から箱根湯本駅まで徒歩5分くらい。お土産屋さん街は箱根駅伝モードになっていました。

本日の温泉(和泉)

営業時間

定休日

  • 毎週火曜日
  • ※祝日の場合は営業致します

  • 12月31日・1月1日は休業とさせていただきます 

日帰り立ち寄り温泉「和泉」

露天風呂に入っていると、ゴール地点で同タイミングだったお爺さん(お婆さんの旦那)も入ってきたので、ちょっとお話をする機会がありました。

お爺さんは83歳。埼玉県からやってきて、10時半に湯坂路入口BTスタート。

いやー、若いよ。80歳超えて、きっと「婆さんや、明日は箱根へハイキングでもしようかねぇ」なんて会話があったのでしょうか。きっと私がその年齢になった頃は、「一歩たりとも歩きたくねぇ!」なんて言ってそう。てか、既に死んでそう。湯坂路は基本的に歩きやすい道ですが、落ち葉トラップとか、本当に無事に楽しまれたようで良かった。

なんかお爺さんと話をしてたら、露天風呂で随分とくつろいでしまいました。

俺ならこう選ぶ。

施設がキレイなのは和泉:鄙びた温泉に慣れていない人がいたら和泉。家族連れなら和泉。デートでも和泉。

安いのはかっぱ天国:かっぱ天国は800円。その差450円。野郎同士や一人ならかっぱ天国。汗流すだけならかっぱ天国。

今知った!

和泉のサイトに平日割引ページがあるじゃないか! 950円! かっぱ天国のメリットが薄くなってしまう!

しかし私は、かっぱ天国のチープ感が好きなんだ。

かっぱ天国にはかっぱ天国の良さがある。ここにはここの良さがある。


湯坂路ハイキングを終えて

携帯の万歩計のデータ:2万0094歩 6.88km

※行き帰りの徒歩はもちろん、仕事で山中をウロウロしていた歩数含む。

今回の収穫

1.紅葉が赤い!

黄色い紅葉が先に落ちたのか、残っていた紅葉は赤いものだらけ。これ、すごく綺麗。

2.普通に歩いてて楽しい

山で見る景色は、それはもう、筆舌しがたい感動。でも歩いているだけでも楽しい。自分の世界に入って集中できる。来年の初心者登山オッケーシーズンは4月。それまで、どこかまた散歩しに行こう。

3.サーモス買ってよかった

甲武信ヶ岳に続いて使用したサーモス。本当に買ってよかった。今回は粉レモンティーを入れて行きました。

【箱根】SEASON-2:紅葉終わる湯坂路を下る:おわり

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